神尾と杏ちゃん・・・ と見せかけて・・・
「神尾(アキラ)くん・・・」
切なそうな声で俺の名を呼んで、杏ちゃんはじりじりと擦り寄ってきた。
「ね、しよ?」
「いぃっ!?な、な、なにを!?」
「ナニを」
杏ちゃんときたら、俺の素っ頓狂な驚きにも構うことなく、スルスルと自分の制服を脱ぎ始めた。
俺の目の前であっという間に下着姿になった彼女は、
いまだに固まったままの俺のシャツへ手をかけると、手際よくボタンを外していった。
「ああああ杏ちゃん・・・」
心臓がバクバクいって破裂しそうだ。
杏ちゃんは色っぽい表情のまま、はだけた俺の胸へ唇を寄せた。
柔らかい感触が、俺の鎖骨、胸元へと走る・・・
一方で彼女の手は、俺の下半身をまさぐっていた。
ベルトを外す音と、チャックが下ろされる音で、俺は思わず腰が引けた。
「ちょ、ちょっと杏ちゃん!?」
「いや?」
ぐっと顔を寄せたまま、魅惑的な笑みを浮かべて、杏ちゃんが囁くように言った。
「ち、違う!全然嫌じゃない!」
てか、むしろ大歓迎なんですけど・・・・
「じゃ、続きするね」
言うなり杏ちゃんは、俺の下着に手を入れ、俺自身を露出させたかと思うと、あっという間にそれをくわえ込んだ。
「あ、杏ちゃ・・・」
急な愛撫に、俺の背中がゾワッと震えた。
ちゅぱ じゅぷ
「ぅぐ・・・むはぁ・・・」
杏ちゃんは巧みな舌使い(どこで覚えたんだ!)で、またたくまに俺自身を膨張させる。
俺もたまらず杏ちゃんの背中に手を伸ばし、ブラのホックをはずした。
だらりとさがったブラの下から、二つのふくらみが現れる。手を伸ばしてそれを揉んだ。
柔らかいなぁ・・・・
と、杏ちゃんが口を離して、俺の顔を見上げた。
「神尾くん、胸好き?」
イタズラっぽい微笑みを浮かべる彼女に、俺はどぎまぎしつつ頷く。
「じゃあ、こっちでしてあげる」
ブラから腕を抜いて上半身裸になると、杏ちゃんは自らの乳房を両手ですくい上げ、俺自身を挟み込んだ。
「うあ・・・」
マシュマロのような弾力で挟まれ、そしてなによりそのシチュエーションに、俺の興奮はより一層昂ぶった。
杏ちゃんは器用に乳房を上下させたりこすりつけたりして、さらに先端部分は舌を使ってチロチロと舐めてくれた。
ああああ、気持ちいい・・・
吐息が荒くなってきた俺に、杏ちゃんは、「いつでもイっていいよ」と言って、さらに動きを早める。
「はっ、はぁッ・・・あ、杏ちゃああああああああん!!」
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我に返った俺の手の平には、己の白い欲望の塊がこびりついていた。
俺の部屋。俺のベッドの上。もちろん、今は、俺一人・・・
「最低だ、俺って・・・・」
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