リョ桜
ある日のこと、桜乃は学校の正門である人を待っていた。
「リョーマくん・・・他の人たちと出てきたらどうしよう・・・」
そんな心配を他所に遠くから桃城先輩の笑い声が聞こえてきた。
桜乃はドキッとして思わずどこかに隠れようとしたが、かなり慌てたせいで
あろうことか声のする方へ飛び出してしまった。
「あれー?ばあさんの孫・・じゃなかった、桜乃ちゃんだっけ。どうしたの?
・・・ははーん、さてはリョーマを待ってたのかなあ。いやあ青春だねェ。」
いきなり言い当てられて、桜乃は自分でも真っ赤になってるのが解る位顔に血が上っていくのが感じられた。
「いいいえ、そそそうじゃなくて・・・ちちちがいます・・・」
バレバレだった。
「まあまあテレちゃって可愛いねえ。それじゃ俺様はここで失礼するとするか。
ああ、いいってコトよ。恋人達の邪魔するなんて事、しちゃあいけねえよなあ、いけねえよ。」
桃城のひやかす言葉に桜乃はますます真っ赤になりながら、
「そそそんなーそんなこと、ちちちがうんですってばあー(泣」
「じゃあな、お二人さん。また明日ー!」
そう言って桃城は風のように自転車を走らせて行ってしまった。
(初めて書いたのでヘタレな文で勘弁です。続くかどうかも不明)
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