伝導ミルキイ(不二×桜乃)



彼女の身体は細い。

両手首は、十分片手で束縛できる。




彼女の言葉はもう、届かない

僕は欲望のままに、か細い桜乃ちゃんの着ていた衣服を剥いた。




みるみる白い肌が露わになっていく・・・

興奮した。

恐らく、まだ誰にも見せたことのない部分をいま、僕が見ている。




僕、だけが。




小さな乳首は、寒さのせいだろうか硬く上を向いていた。

たまらなくなり、小さな赤ちゃんのように彼女の突起を吸う。

暖かいにおい、やわらかい心地・・・

それだけで僕は、自分自身が高まっていくのを感じた。




ふと桜乃ちゃんを見ると、顔を真っ赤にして息を荒げている。

(いとおしい)

伝わらせてあげるよ、僕のきもちを。




もう両手首を押さえる必要はなかった。

僕は桜乃ちゃんの秘部に舌を這わせ、奥から愛液を誘うように舐める。


「いや、そこはキタナイです」


そう聞こえたけど

僕は答える余裕なんてない、汚いなんて思うわけもない。

舌先で小さな陰核を根元から転がすと、泣きそうな喘ぎ声が聞こえた。

その声がたまらなく可愛くて、僕は固くした舌を膣内に差し入れる。




にちゅ・・・




暖かくて、やわらかい感覚が僕の舌を包む。

奥から入り口へ舌を掻き出すと、愛液がトロリとあふれ出た。

(入りたい)




桜のちゃん、もう繋がろう?

合わせた彼女の瞳には、まぎれもない「僕」の姿が映っていた。

どのような僕が映っているのかは分からない

でも、今から僕が伝える気持ちは、絶対忘れないんで欲しいんだ。




ズボンのジッパーを下ろす音が鳴る。

僕の雄の部分が露出され、桜乃ちゃんは心底覚えきった表情に戻った。




「だいじょうぶ、桜乃ちゃん だいすきだよ」


そう言うと、力ない彼女の秘部にペニスの先端を押し当て、少しずつ内部に入ってゆく。



ずにゅ・・・ぅ



目をつぶり、堪える桜乃ちゃんの姿がいとしくて

僕は更に、奥へとペニスを押し込んだ。




みるみる、僕自身が桜乃ちゃんの゛ナカ゛に入っていく。

(たまらないよ)

いま、僕とひとつになってるんだ。桜乃ちゃん、が。




肉体的な快感はもちろん、僕は精神的な快感を感じていた。

いきり立った僕のペニスを包む 熱い桜乃ちゃん


「すきだ・・・よっ・・・さくのちゃん・・・っ」


僕がそう言うと、桜乃ちゃんは頬に涙を伝わせて

(・・・涙?)

なんで泣くの、桜乃ちゃん

僕は幸せだよ、君とひとつになってるんだ。

なのにどうして、君は泣いているの?

どうして、どうして




今まで押えていた「好き」という気持ちが暴発する。

自分の感情が壊れていく、そう思いながらも僕はゆっくりと腰を動かした。




ずちゅ。ずちっ、ずちっズチュ・・・




規則的に響く粘着音。

僕と桜乃ちゃんを、繋ぐ音。




高まる僕自身と反対に、彼女は耐えるような仕草をみせた。

(・・・そんな顔、みたくないな)

射精をこらえるべく、目をつむったまま桜乃ちゃんに口付ける。

・・・お互いに目隠しするように。




「りょーまくん、りょーまくん」




彼女がそう言い続けるのが聞こえる。




僕は、彼女を制服する最後の手段を選んだ




僕の肩に伸びる白く細い脚を高く持ち上げ、

腰を深く打ち付ける。

性器同士が粘液を飛び散らす、激しい行為になった。

(もう、耐えられない、んだよ)


彼女を求める、精がこみ上げてくる。


「受け止めて・・・おねがい、さくの・・・ちゃんっ!!」




ドクンッ ドク どく どくっ・・・




全てを注ぎ尽くす、長い放出


僕はしあわせ、だ

彼女が僕を見てくれていなくても、

彼女が僕を受け止めてくれなくても



少しは 伝導 したよね?

僕の身体を伝って。


--「伝導ミルキイ」完--








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