観月×巴 そのG
「あぁっ!!観月さぁんっ・・・!」
「そんな、色っぽい声ださないでくださいよ・・・。
すぐにでも入れたくなってしまうでしょう?・・・初めてなんですから、慣らさないと・・・。」
指を動かしてみると、ますます巴は指をくわえ込んでくる。
あちこち探っては動くと、一際鳴き声の高くなる部位を見つけた。
そこを、集中して弄る。
「ああん!だめぇ!!へんな、かんじがするっ・・・!観月さんっ・・・!!」
「気持ち良いんでしょう?へんじゃないですよ。」
「ふあぁんっ!わ、わかんないですぅ・・・っ!」
ぱしゃぱしゃと、湯を揺らして動いてみても、こちらにしがみついてくるだけ。
耳元で、甘い鳴き声を聞かされて、いよいよ観月も我慢ができなくなってきた。
指を抜いて、巴の腰をつかんだ。
「―――っ・・・巴くん・・・、行きますよ・・・。」
「・・・は、はいっ・・・」
すでにかすれた声で、それでも返事をする巴が、愛しくてしかたがない。
浮力の助けを借りて、巴の足を開かせ、観月の高ぶった雄をあてがった。
一気に刺し貫く。
「ああああんっ!!」
「くっ・・・きついっ・・・巴くんっ・・・!」
ぬめりと湯で、あっさりと入ったそこは、観月の想像より遥かに狭かった。
すぐにでも動かしたかったが、それではこちらが持たないと、しばらく興奮が収まるようじっとしていた。
それでも、巴はぎゅっと観月に絡まり、興奮はなかなか収まらない。
「・・・っ・・・巴くん・・・?大丈夫?」
「んっ・・・は、はい・・・なんか、熱くてっ・・・どうにかなっちゃいそうです・・・。」
巴の潤んだ瞳を見て、観月は微笑んだ。
額に口付けて、巴の身体を抱き寄せる。
「僕のほうが、どうにかなりそうです・・・。こんな、可愛い巴くんを、こんな風に感じられるなんて・・・。」
「観月さん・・・。」
「もう、動いて大丈夫ですか?我慢できそうにありませんよ・・・。」
「・・・はい。」
微笑んだ巴は、観月の理性をやさしく溶かした。
ばしゃり、と湯が揺れる。
観月が、大きく腰を動かし、巴の中を律動する。
そのたびに、湯は大きくばしゃばしゃと揺れた。
「あぁっ!!みづきさぁんっ!!」
「ともえ、くんっ・・・!」
巴の熱く、柔らかいなかを、熱く猛った雄で掻きまわす。
湯と、巴の蜜がぐちゃぐちゃになっていくのが感じられる。
突くたびに、浮力で離れていきそうになる巴を、強く抱きしめて引きとめた。
「あぁっ・・・気持ちいいっ・・・!巴くんッ・・・気持ちいいですよっ・・・」
こんな、何もかもどうでもよくなるような快楽は、他に経験したことがなかった。
くせになったら、どうしよう。
この、快楽も。
巴の身体も。
巴の、甘い喘ぎ声も。
くせになりそうだ。
息が上がる。
雄に絡み付いてくる巴が、柔らかく、きつくて、今にも達しそうだ。
めちゃくちゃにしたいと思って、何度も激しく巴を掻きまわした。
「あああんっ!!み、みづき、さぁんっ!!やだぁ・・・!もぉ、はぁっ!だ、めっ・・・」
「まだ、ですよ。もっと、気持ち良くなりましょう・・・?」
「―――っあああっ!」
最奥を先端でえぐるように擦りつける。
耳元の巴の喘ぎが、一際高くなって、浴場に響いた。
巴のソコがひくつくのを、 ダイレクトに感じた。
限界が、近い。
「み、観月さっ・・・きもち、いいっ・・・!」
「・・・本当にっ・・・?」
上がる互いの息が混じる。
それくらい至近距離で、観月は巴を見つめた。
巴は激しい息遣いで、蕩けた瞳で観月を見上げた。
こくりと、頷く。
「だぁいすき。みづきさん・・・・。きもちいい・・・。」
「―――ッ!!」
巴の身体を、ぎゅっと抱きしめて、最奥を突いた。
巴の、一番弱い部分を擦る。
こんな風に巴を感じるのは、もう限界だと思った。
可愛すぎて、愛しすぎて、心が持たない。
「っああぁぁっ!!も、だめぇ!!」
「僕も・・・っもうっ・・・!」
「ああああああああんっ!!」
「うぅっ・・・!!」
巴の膣がきつく締まるのと同時に、観月も巴に大量の精を放った。
「・・・おはよ。観月。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」
目を覚ますと、そこは合宿所の観月の班の部屋だった。
木更津が一番早起きだったらしく、他のメンバーはまだ眠い目を 擦っていたり、寝ぼけていたり。
観月も寝ぼけたうちの1人だ。
木更津が、目を覚ましたのかどうかよく分からない目で見つめてきた。
「イイ夢でも見てたの?」
「・・・夢?」
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・ゆめ。
観月は大きく溜息をついた。
夢。
全部。
あんなことや、こんなことも。
あんな巴くんや、こんな巴くんも。
全部。
なんて、もったいない。
「―――昨日、あんなことがあったからですね・・・。」
あの夢の、出だしだけは本当のことだ。
誤って、巴の入浴時間に乱入してしまった。
無論、現実では叫ばれた後、大人しく浴場を出て、何ともいえない微妙な気持ちを抱いたのだが。
もう一度、大きな溜息。
「夢。ええ、夢でしたね・・・。」
「ふーん。そう。まぁ、イイ夢だったみたいなのは、わかるよ。」
「は?」
どういう意味だと聞き返す前に、木更津に指を指された。
掛け布団に出来た、しわではありえない、小さな山。
「!!!!!!!」
「早くトイレ行ってきたら?」
顔を真っ赤にして部屋からでようとして、後ろから木更津の声がした。
「このことは、ジュース一月分でどう?」
「〜〜〜〜〜ッ勝手にしなさい!!」
捨て台詞を吐いて、観月は部屋から飛び出した。
木更津はくすくすと笑う。
「大変だよねー。合宿ってのもさ。ねぇ、柳沢?」
「・・・だー・・・・ね・・・・。」
柳沢は、まだ夢の中だ。
終
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