手塚×桜乃



九州に行く前日の夕方、手塚は桜乃を呼び出していた。

折りよく母親は出発の支度で家にいない。

手塚は桜乃にいつ戻ってこれるかわからないことを淡々と告げた。

涙をいっぱいにためる桜乃を抱きしめる。


「何か望みはないか?」


「しばらくこうしててください…」


手塚は桜乃が落ち着くまで優しく抱きしめた。

体いっぱいに抱きしめられ桜乃は手塚の香りに包まれる。






「他には望みはないか?」


手塚が優しく問いかけると桜乃はおずおずとつぶやいた。


「…先輩の制服を貸していただけますか?」


手塚は少し驚くが箪笥の上に畳んで置いてある学ランに手を伸ばした。


「冬服だがいいのか?」


「はい。」


セーラー服の桜乃にそっと羽織らせてやる。


「これが先輩の大きさなんですね…。さっきみたいに先輩に包まれてる気がします」


にっこり笑って制服を抱きしめた。

桜乃の腕が袖から出ないで、スカートも制服に隠されてしまう。

何だか裸に制服を着ているようで妙な気分になってきた。


「本物が目の前にいるんだが」


手塚は桜乃を抱き寄せてキスをしながら制服の上から胸に手を這わせた。






「ん…先輩!」


桜乃が体をよじる。


「これからしばらく会えないのだから俺の望みも聞いてくれ」


優しい顔をして言う手塚に真っ赤になった桜乃は小さくうなずいた。

手塚は桜乃の衣服をすべて脱がせた後改めて制服を着せ掛けた。


「え?先輩?」


「竜崎の望みだろう?」


手塚は笑って桜乃を押し倒して再度制服の上から桜乃の胸をもみ始めた。

制服の上からでもだんだん乳首が固くなっていくのがわかる。


「ん、あぅ……」


桜乃が身動きするたびに制服が直接肌に触れて、身体全体を刺激してくる。

特に手塚が重点的に攻めている胸は固くしこり、裏地にこすられ桜乃の感度を高めていった。

それでも桜乃は最後の抵抗を試みる。


「だめです、制服汚しちゃう…」






「では汚さないようにしないとな」


手塚は桜乃の制服の裾を捲り上げた。

桜乃の下半身があらわになる。

とっさに足を閉じようとするが手塚の手のほうが先だった。


「桜乃、足を」


低い声で手塚に命令され桜乃は震えながら自分の太股の裏に手を回した。

恥ずかしい場所を大きく広げて自ら見せているということに身体中が震える。


「綺麗だ」

いつもの手塚の冷静な声が聞こえてきて桜乃は気が狂いそうになる。

手塚は大きく開かれたままの股間に顔を寄せた。


「んっ」


桜乃がビクッと身を竦める。

手塚はかまわず舌であふれてくる蜜をなめ取った。






つぷ……。


「あう……」


自分の中に手塚の指が入ってくるのが分かった。


「濡れているな」


「そんなこと言わないでくださ…ふ…んああ……」


中をかき回され身体をぎゅっと竦ませる。

上半身はまだ制服に覆われているため身体の刺激は休むことなく続いていて

桜乃はどんどん高められていき、手塚の指と舌の攻めにあっという間に陥落した。


「ん、あ、あああっ先輩ぃ!」


一瞬頭の中が真っ白になり、身体がベッドの上に投げ出される。


「よかったか?」


「は、はい…」


軽くキスをして手塚はすぐに上体を起こした。

避妊具をつけて正常位で桜乃を貫く。


「ゆっくりするから…。」


「は、い、」


中を突き上げられたまらず桜乃は手塚の首に手を伸ばした。

手塚はすぐにキスを返してくれる。

むさぼるようにお互いの舌を絡ませあう。

学生服の感触を感じ取り桜乃は中と外、全てで手塚を感じてぎゅっと手塚を抱きしめた。


「んん、はっ、あっ手塚先輩!!」


「くっ…桜乃…」


うめくと同時に手塚と桜乃は同時に高みに達した。






手塚は桜乃を抱きしめたままベッドに横たわり、手塚は言った。


「帰ってくるまで貸しておく」


「いいんですか?」


「ああ、卒業式の時に…正式にやろう。」


「第二ボタンだけじゃなくてですか?」


「ああ、全部だ。」


桜乃は嬉しさにいっぱいになり手塚に抱きついた。










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