リョ桜




一方、突然部室に連れて来られた桜乃は、いつもと違うリョーマの様子に驚きを隠せなかった。


(―いつもの意地悪とは全然違う)


この挑戦的な目も、魅惑的な笑顔も、いつも桜乃に見せるものとは全く異なっていた。


「リョーマ、くん…どうしたの…?」


知らず知らずのうちに、震える声。

怯えた様子が見てとれる桜乃を見て、リョーマは一瞬だけ顔を歪めたが、すぐに元の微笑に戻った。


「さぁ。どうしてだと思う?」


微笑をしているのに、とても辛そうな声に桜乃は目を見開いた。


「私、何かした…?」


「………何も…」


―そう、本当に何もしていない。

―何も。


「じゃあ、どうして…」


「―…いいじゃん、別にそんなの」


低く呟くと、リョーマは桜乃を壁に押し付け、頬をなぞった。


「それより、今の自分の状況を心配したら?」


そう言って薄く笑うと、突然リョーマは桜乃の制服を脱がし始める。


「えっ?ちょっリョーマ君!?まさかこんな所で―…」


「そのまさかだよ」


「―!!!」


片手で桜乃の両腕を押さえ、制服とYシャツを脱がせると、白くて綺麗な肌が表れた。

何者をも興奮させるその肌は、羞恥のためか少し色づいていた。


「―やっ!駄目っ…」


抵抗を試みようとしても、テニスで鍛えられたリョーマの力にかなうはずもなく、

桜乃は身をよじらせる事が精一杯で―…


「―やっ、やめてリョーマくん…誰か来ちゃう!!」


「誰も来ないよ。部活は無いし、鍵は俺が持ってるから」


ついに、スカートも降ろされ下着姿だけになった。


「ぁっ…み、見ないでっ…」


蛍光灯の下で晒される細やかな肌。

雪のように白い肌に対称的な赤い頬。

潤んだ目。

どれもリョーマを欲情させるには充分だった。


「もっと色々なコトしてきたのに、何を今さら」


耳もとで囁くと、桜乃の身体がぴくんと反応した。

その様子を見て、思わずリョーマは薄く笑った。


「へぇ。口で言うわりにはもう感じてるんだ」


「ちがっ…!!」


そう言うと、すぐにまたリョーマは桜乃の口を塞いだ。


「んっ……ふぁ…んぅっ…」


貧るような口づけに、身体中が痺れる感覚がする。

乱暴に桜乃の舌を絡めとり、なおも求めようとするリョーマのキスに、桜乃は頭がおかしくなりそうだった。

息をする暇もない。


「…ジャマ」


息つぎの合間に低く呟くと、リョーマは学ランをうざそうに剥ぎ取り、Yシャツの前をはだけさせた。


「……あ……」


蛍光灯の下に晒された鎖骨、引き締まった筋肉。

前をはだけさせる事でなお色っぽくなったリョーマの姿に、桜乃は思わず視線をそらした。

今まで何度かあった行為も、全て薄暗いリョーマの部屋だった。

いつも恥ずかしがる桜乃のために、電気をつけてやることは無かったから、

慣れない姿に桜乃は直視することが出来ない。


「…ねぇ。こっち向きなよ」


桜乃の顎をくいっと上げ、視線を合わせようとする。

けれど桜乃は赤くなり、目をそらしたまま寒さと羞恥のため僅かに震えていた。


「フーン…俺が怖いの?それとも嫌なの?」


「えっ!!違っ…!!」


「まぁどっちでもいいけどね。この後何も考えてらんなくなるだろうし」


「リョーマくん、私はっ…」


「…もういい、黙って」

一瞬、傷ついた顔をしていたリョーマ。

けど、桜乃がそれに気付いた時にはリョーマの愛撫が始まっていた。


「まって……リョ…く…」


桜乃の首筋に吸い付きながら、胸を大きく揉みしだく。

ブラの上から蕾をつまんだり、弾いたりして強い快感を与える。


「ぁ…はんっ…ゃっ…」


次第に反応をしめす桜乃。

存分に首から胸にかけて赤い印をつけたリョーマは、スルスルと右手を秘部へと移動させた。


「あっ…そこは…ダメぇ…!!」


制止の言葉も届かず、リョーマはそのまま下着の上から割れ目を押し開く。

指を動かすと、湿った水音がした。


「随分濡れてるけど」


「そんなことっ…あ…ひゃぁんっ!!!」


突然ブラを上にずらして左手で乳首を押しつぶし、右手で秘部を擦るように掻き回した。

下着越しに秘部を弄られ、桜乃はもどかしさを覚える。


「…足りない?」


薄く笑うリョーマの言葉に、桜乃は赤くなりながら弱々しく頷く。


「じゃあ、たくさんあげるよ」


魅惑的に微笑むと、リョーマはショーツを下にずらし、汁の滴る秘部に

ぐちゅっと指を入れ、間をおかずに上下に指を出し入れした。


「あんっ…はぁん…やん、は…っ」


じゅぶ、じゅぶ、という愛液の音が、桜乃がどれだけ感じているかを物語っている。

頬をますます染め、息が荒くなっていく桜乃はとても綺麗だった。


「まだまだ、これからっ…」


ニッと笑うと、リョーマは指を二本に増やし、さらに円を描くように掻き回し始めた。


「えっ、まっ……ひぃん!あんっ」


乱暴に激しく掻き回され、体験した事のないタイプの快感に、桜乃は思わず腰が浮いた。

衝撃で涙も溢れ出てくる。


「やぁ、そんなにっダメ」


身体がおかしくなる程の快感に耐えながら、

もう少しで達してしまう領域を感じ始めた桜乃は、慌ててリョーマを止めようとした。

―けれどリョーマが聞くはずもなく。

追い打ちとばかりに胸に吸い付いた。


「いいよ、イッて」


胸元で囁かれた言葉を合図に、左で大きく胸を揉み、右手の指で奥をつく。


「はっあぁぁぁんっ…!!」


その途端、桜乃は秘部から熱い蜜を滴らせ、ズルズルと力が抜けたように座りこんだ。


「はぁっ…はぁ…」


昇りつめ、弛緩しきった身体を壁にもたれかけ荒く息をする桜乃。

目が僅かに赤く染まっている。

その様子を手についた愛液を舐めながら眺めると、リョーマは屈み込み、桜乃の足を大きく開かせた。


「……え…?」


ぼやっとした意識のため、最初桜乃は何が起こったか分からなかった。


ピチャッ…


「ひゃっ…!?」


びくっと身体に旋律が走り、薄れていた意識が戻ってくる。


「え…やっ!!」


気付いた時には、桜乃の足はM字型に広げられ、秘部の部分にはリョーマの顔があり、ソコを舐めていた。


「やめっ、汚いよぅ…!!」


今まで指でされることはあっても、舌でされた事が無かった桜乃は、慌ててリョーマの頭を離そうとする。

が、先程の行為のために力が入らないため、結局頭に手を添える事しか出来なかった。


「あぅ…だめぇ…こんなことっ」


舌でされるという初めての感覚に、ただ恥ずかしさを隠しきれない。

リョーマにソコが丸見えというだけで恥ずかし過ぎるのに、あまつさえ舐められているのだ。

桜乃は気が狂いそうだった。


「…俺、今日手加減する気ないけど、痛くさせる趣味ないから」


そう喋る吐息も桜乃を感じさせるには充分だった。

ゆるゆると生暖かいモノがソコを侵していく感覚。

柔らかいけど鋭い愛撫。

いやらしい水音。












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